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ダンまち ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episode フレイヤ 感想

 今回はダンまちのファミリアクロニクル episodeフレイヤの感想です!

次回以降が非常に気になる一冊でした。まだ読んでいない方は是非お近くの書店、またはリンクからご購入して頂けると嬉しいです。

 

いつものように、ネタバレありの感想です。

読了後にどうぞ。

 

 

フレイヤ様の、神様としての一面を知ることのできましたね。

そして、フレイヤファミリアの面々について深堀する一冊でもあります。

 

本巻は300pほどの長編と、フレイヤファミリアの幹部たちの短い過去編で構成されていました。

キャラごとに読んだ感想などを。

 

 

フレイヤ

彼女のカリスマ性というか、人を惹きつける魅力が少しわかった気がします。

正直、私はフレイヤ自身にそこまで魅力を感じていなくて、外見的魅力以外の、彼女の内面的魅力についてはよくわかっていない部分がありました。

今回の巻では、フレイヤファミリアの面々が心酔するほどの、彼女自身の内面的魅力、その一端を感じることができましたね。

フレイヤは、彼女を心酔するものたちに対して邪険に扱うことはしませんし、自分の所有物に対しては、それなりに愛着も示します。

そして、彼女のお眼鏡に合う、魂の輝きを持つ者に対しては、成長を促します。今回のアリィのように。そしてベルのように。

それは、尊大で傲慢に見えるけれども、間違いなく彼女なりの愛である。そして、神に共通する子供たちに対する愛でもある。

フレイヤファミリアの幹部たちは皆、愛を知らずに生きてきた。そんな彼らに、フレイヤが愛を教えた。だから彼らはより深い愛を求めて、そしてフレイヤの愛を独占したいが為に自身を磨き続けるんでしょうね。

 

伴侶オーズとは?

 そういえば、伴侶ってなにを指しているんでしょうね?

現実の神話から言うと、オーズといえばフレイヤの旦那ってことになりますよね。(ちなみにオッタルは愛人らしい)

つまり単純に考えれば、旦那を求めている、ということ。

そして、伴侶の条件は輝いた魂の持ち主かつ、フレイヤが求めても輝き続けることができる魂。

アリィの例から言うとそんなところでしょうか。

 

フレイヤの隣に立つことのできる人って、結局のところ神なんだろうな、と思います。

 

そこで思いついたんですけど、オーズとフレイヤって、オーディンフリッグに通ずる部分が多いらしいです。

もしかしたら、ダンまち世界においてのオーズ=オーディンなのかもしれないですね。つまりオーズとはゼウス級の主神の存在、それをフレイヤは求めている。

そして、オーディンって半神半人(正確には半神半巨人)なんですよ。ベル君の出生が不明な以上、半神半人っていうのもあり得そうですよね。

しかし、作中で神と人の間に子供は出来ない、と明示されているわけですから、半神半人は生まれようがないんですよね・・・。違うのかなあ。

ただ、ベル君はゼウスの縁者であることは間違いがなさそうですし、今回、記述のあったゼウスファミリアのLv8の傑物と、ゼウスファミリアと仲の良かったヘラファミリアのLv9の女帝あたりが出生に関わってそう、というのは予想できそうですね。

 

フレイヤの『真の望み』は伴侶を人から神にして、自分と並び立つものを作り上げたい。そんなところかもしれないですね。そうなると、伴侶を人から神にする計画みたいなのを企てているのかも?

『戦盤』の件からも考えると、自分より上に立つものは許せないって言ってましたし。対等な存在=自分のお眼鏡にかなう神が欲しいとかそんな感じではないかと。

 

オッタル

彼の出生や幼少期、そして、ミア・グランドの過去など情報量の多い過去編でした。

ミアって昔は美人だったんですね。どこかで見れたりするんだろうか。

 

そして、示唆されたのが先ほども触れた、『頂点』と呼ばれていた彼以上の存在。

ダンまち本編しか読んでいないので、間違っているかもしれませんが、おそらく初出だと思います。

そらLv8、Lv9とかを知っていれば、Lv7の自分を頂点だなんて思うわけないですよね。

彼もベル君と同じように、未だに誰かの背中を追い続けていたようです。

 

 

シル

短いながら、最も気になる部分でした。

彼女は何をフレイヤに捧げたのか、そして、何を得たのか。

シル=フレイヤの端末説とか、フレイヤが人間のふりをしている時の姿だとか、今までも色々と言われていたんですが、今回の話でシルの存在自体は確かに存在していたことはわかりましたね。

問題は今の彼女はどういった存在なのかということ。彼女はフレイヤになりたいと願った。そしてフレイヤはその願いに答えた。

ヘルン(フレイヤの侍女)はシルをシルと呼ぶことに躊躇いを感じていました。

シルという存在を借りて人間の体を得たフレイヤが、今のシルと呼ばれている存在だったりして。

シル(人間の体)を使って人間(ベル)と子を成したいとかそんな考えかもしれないですね。実はそれが『真の望み』だったりとか?

 

最後に

各キャラについて思いついたことを乱雑に書いていきました。

内容としては非常に先が気になる終わり方でしたね。

 

ただ、ダンまちの魅力はベル君によるところが大きいと思っているので、本巻は少し物足りない部分もあったり・・・

次巻以降はベル君もちょくちょく出てくるみたいなので、今後も購入していこうと思います。